利用者の内訳

年代別では 30 代 40 代が最も多く、続いて50 代、20 代、60 代以降となりますが、比較的幅広い年齢層の方々にご利用頂いています。
子育て中のお母さんからお勤めをされている方、休職中の方、学生さんなど背景は様々です。
働いておられる方では、職場での人間関係や働き方の悩みが多く、中でも医療職・福祉職などヒューマン・サービス従事者、感情労働に従事されている方が多い傾向です。

女性と比べて男性のカウンセリングへの来談率が低めですが、3 年前と比較したところ男性の利用者数は 5％増加し 2 割強となりました。
男性は働いておられる方が大半ですので、夜の時間帯や土曜日にご利用頂くことが多いです。
来談理由としては、夫婦関係や職場の人間関係、「ストレスを家庭に持ち込みたくない」「パートナーの勧めでカウンセリングに来た」と、月に 1度、定期的に気持ちを整える時間として利用されている方が多いように思います。

近年ではカウンセリングへのイメージが持ちやすくなったせいか、初回から継続を希望される方が増えています。
単発ではなく、自分自身や問題にしっかりと向き合いたいと共に伴走するケースが多く見受けられ、問題が生じたから利用するのではなく、ご自身のメンタルのバランスを取るために定期的にカウンセリングを利用されている方が多いようです。

当ルームにご来室頂く方は、カウンセリングが初めてという方が大多数です。
中には、学生時代スクールカウンセリングを利用していた方や、企業内カウンセリングや医療機関でカウンセリングを受けていた方、以前のお住まいの地域で継続的にカウンセリングを受けていた方もいらっしゃいます。
カウンセリング経験者は比較的導入がスムーズな印象を受けます。

病院で薬物治療をしているが、ゆっくりと話を聴いてもらえるところが欲しいとの来室が多数です。
正しい薬物療法とカウンセリングの併用を私も推奨しています。
通院されている方は必ず主治医の許可を頂いた上でカウンセリングをご利用ください。