カウンセリング

カウンセリング「何回通えば良くなりますか?」

お問い合わせをいただく中で、最も多い質問です。

ずばり何回です!と答えられたら良いのでしょうが、こればかりは「ケースバイケース」で、こうすれば良いという絶対的ストーリーも残念ながらありません。

抱えておられる問題の大きさ(衝撃)や抱えられている期間、ひとつとして同じ悩みはなく、ここに来談される方は、一生に何度とない大事なときなんだと思います。

ただ経験上、数回で問題が終結するケースもありますし、1回のカウンセリングで糸口を見出し終了される場合もあります。

継続が必要とされるケースでは、どんな介入が有意義になりそうか、方向性や意欲の確認をした上で、初回インテーク面接後「私の見立て」として概ねの目安をお伝えさせていただいています。

そこに同意された場合のみ、継続となりますので、無理に継続を強いることはありません。

カウンセリングってどんなものか体験したいという1度のみを希望する方もご遠慮なく。

継続となると、週に1度会う方もいれば、1か月に1度会う方もいて、5年も6年も会っている方は、すごいことだな~と思います。

過去に、2年半・2週に1度お会いしていた方が、突然「実は・・・」と話を切り出されたことがありました。

これは突然ではなく、「実は」という本当に深い部分を話すことに2年半かかったということですね。

同時に、このカウンセラーに深いところの話をしても「大丈夫」だと思っていただくのに、この時間が必要であったのだとも思います。

解決を急がない、時を熟す、そんなケースも存在するのですよね。

また私は一方的なアドバイスや助言は極力控えるカウンセリングを心がけています。

ですので、1回でズバリのアドバイスを求めて来談される方には物足りないかもしれません。

カウンセラーの力でクライアントを変えるのではなく、クライエントの持つ力によって変容していくことが必要だと思うからです。

早期の助言はクライエントの問題解決能力を奪うことにもなりかねませんしね。

さて、今日のテーマの答えですが「はっきりとした回数は断言できない」ということになります。

早くこの苦しみや問題から逃れたいと思われている方のお気持ちに添えない返答で恐縮です。

ただ、時間や経済的な事情で、回数のご希望がある場合は遠慮なくおっしゃってくださいね。

以下、利用者の内訳に「回数」のグラフがあります。ご参考にしてください。

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