睡眠は心身の休養のために欠かすことができません。睡眠不足はメンタルにも影響を与えますから、生活習慣や睡眠衛生について目を向けていきたいですね。
カウンセリングでも、睡眠については、しばしばクライエントさんから語られることが多い相談内容でもあります。
そもそも「健康な睡眠」の基準とは何でしょうか。
それは「日中にしっかりと覚醒し、眠気のない睡眠充足状態」をいいます。
つまり、日中に眠気がなく過ごせているかが重要です。
逆に、睡眠障害とは「日中の覚醒に支障が出ている状態でなおかつ、眠れない・眠った気がしない場合」を指します。
眠れない原因もそれぞれあります。
- 環境因による不眠
- 心理的ストレスによる不眠
- メンタル障害に起因する不眠
- 身体疾患に起因する不眠
睡眠は、大脳や体の休息だけでなく、成長ホルモンの分泌や、疲労回復や全身の細胞の修復が行われていると言われています。
「夢を見るレム睡眠」と「大脳を休めるノンレム睡眠」の周期は約90~120分と言われていますが、この周期が一晩で4-5回繰り返されます。この中で、最も深く眠っているのが1周期目です。「黄金の90分」とも言われていますね。
また、途中で目が覚めてしまうのは、この周期の切れ目に関係していると考えられています。
よく「朝日を浴びると良いよ」と言われますが、これにはしっかり理由があるんですね。朝に光を浴びることで脳にある体内時計の針がリセットされて活動状態に導かれます。メラトニンは目覚めてから14~16時間後に再分泌されて、休息に適した状態に導かれて眠気を感じるようなるため、朝日と睡眠は大きな関係があるというわけですね。
睡眠衛生の知識を持っていれば、睡眠薬を使用することは「最後の解決方法」であることがわかります。まずは、生活リズムや日中の活動量、睡眠環境など、できることから見直していきましょう。
最近私は、寝具にこだわるようになりました。体に負担をかけないような枕やマットレス、羽毛など、快眠を追求しています☆
私たちは人生の3分の1は眠って過ごすのですから、心地よく眠りたいですね。
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