おすすめの本紹介

マインドフルネス、仏教から心理学への伝播

近年、マインドフルネスという言葉を盛んに耳にするようになり「今を感じる大切さ」がストレスへの耐久性や対処法であり、いわゆるセルフケアに繋がるものだと認識されてきました。

2016年にはNHKでストレスの対処技法としてマインドフルネスを取り上げられてから、注目されるようになってきたように思います。

「マインドフルネス」とは、仏教や禅などの東洋文化の流れを取り込んだ「今、この瞬間に、判断を加えずに、意図的に注意を向けること(Kabat-Zinn,1994)」を指しますが、だいぶ宗教色が排除されてきた印象を受けますね。

簡潔に言うと「脳に何もしない状態を覚えさせるトレーニング」であると言えるでしょうか。

実践はシンプルで、ただ意識を呼吸に向けるだけなのですが、やってみると難しいのです。意識が逸れますからね。

 そこで、今日のおすすめ本はこちら →「シリコンバレー式 頭と心を整えるレッスン」

マインドフルネスや瞑想法など様々な書籍がありますが、こちらは理解しやすく実践向きです。

また、ビジネス・自己啓発シーンで活用されるようになってきていますから、そのあたりの考え方も参考になると思います。

私は誘導瞑想というスタイルが個人的には合っていて、音源のガイダンスに導かれながら時間を過ごすのですが、 終えた後はリラックスした状態になり頭もクリアになります。

「 自己鍛錬と規則正しい練習が大切(Kabat-Zinn,1990)」というように、自己トレーニングが必要なので、まずは習慣化することが大切ですね。

こうしたマインドフルネスは「第三世代の認知行動療法」としても注目されていて、うつ病や不安症だけでなく、疼痛にも効果が見られているそうです。

当ルームでも配布資料を用意していますので、興味のある方はお声がけください。

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