本日6月21日は夏至ですね。夏至は「日長きこと至る(きわまる)」という意味があるそうで、日本を含む北半球では昼が最も長く、夜が最も短い日です。
冬至は南瓜を食べたりゆず湯に入ると良いとされていますが、夏至の風習はどうなのでしょうか。
さて、先日動物病院の待合室で「オキシトシン」についての映像が流れていました。
愛犬と触れ合うことで、お互いにオキシトシンが分泌されて幸せな気持ちになれる。
確かに近年、脳内物質で有名な「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」の3つが特に注目されており、耳にすることが増えたように感じます。
その中のひとつであるオキシトシンとは、哺乳類が持つ神経伝達物質で器官に作用するホルモンで、分泌されると優しい気持ちや幸せな気分になるため、別名「愛情ホルモン」「幸せホルモン」「思いやりホルモン」とも呼ばれます。
広く知られているホルモン作用としては、母体の子宮を狭め、子宮口を広げることで出産を促す働きや、乳腺の筋線維を収縮させて乳汁分泌を促すなどの働きがあるとされていますが、その他の作用としては、食欲を抑制する働きや、ストレスを軽減する作用、痛みに対する耐性が増すなどの働きがあり、注目すべきは、オキシトシンが脳内で働くと、相手への愛情や信頼感を生む効果があることです。
では、オキシトシンはどのようにして分泌されるのか。
繋がりの中で、可愛い、癒される、楽しいなど感じている時に分泌されるホルモンなので、具体的には犬など動物と触れ合うこと、見つめ合うこと、動物が苦手であればぬいぐるみや植物との触れ合いでも分泌されると言われています。動物の癒し動画を観ることでも分泌されるそうですよ。
もちろん人と人との触れ合いでも生じます。赤ちゃんもママやパパに抱きしめられたり、触られたり見つめ合ったりすると、心拍は安定してリラックス状態になり、オキシトシンが分泌されます。オキシトシンは相互に作用するので、絆ホルモンと呼ばれることは納得ですね。
日本には古くから『「つ」がつくうちは,膝のうえ』という言い伝えがあります。ひとつ、ふたつ、みっつ・・・と数えて9歳(ここのつ)までは大人のひざの上でたっぷり甘えさせて育てることが大事だとの意味が込められています。スキンシップを通じて、互いにオキシトシンが分泌されるとなると、大いに愛着形成に影響されますね。
わたしはもう子育ては終えてしますが、毎日愛犬と額をスリスリして癒されています。きっとお互いオキシトシンが分泌されていることでしょう♡ ひつこいと怒られますけどねぇ。
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