つぶやき記事

うつ病の新常識

以前に紹介した「ぬくもりの会」の最新版パンフレットが届きました。

家族会のご案内というだけではなく、書かれている内容が非常に濃いので読み物としても楽しみであります。

第97号の今回は、「うつ病を生きる新常識」がテーマでした。

新常識!これは興味をそそられるタイトルですね。

一部内容を引用します・・・

「現在うつ病患者は170万人(2017年調べ)、医療機関にかかっていない人を含めると250万人とも言われています。日本人の15人1人は一生涯に1度はうつ病にかかると言われ、その内6割が再発を繰り返している。」

そして本題の「新常識」の部分に入ります。

以下、見出しのみ引用します。

<うつ病の新常識>

・薬だけでは治せない

・再発は怖くない

・全てをうつ病だと思うな

・主治医は自分自身

・頑張れは禁句ではない

実際には、見出し以降丁寧な説明がされています。

一項目の「薬だけでは治せない」確かに、臨床現場に居ると、薬物療法だけでは限界があると思いますし、医師や薬やカウンセリングはいずれも万能ではない為、再発しないよう自己治癒力も必要となります。

持って生まれた気質はありますが、考え方の癖や認知の捉え方や偏りなどは、意識することで自分自身でコントロールしバランスをとることができるようになると生きやすくなりますものね。

そして「生活リズムを整えること」。わたしたちには体内時計があり、このサーカディアンリズムは(日本語では概日リズムと呼ばれますね)、健康と非常に深い関わりがあります。

乱れると、ホルモンや様々な自律神経系の支障が出るために心身ともに体調不良を引き起こします。

回復のベースとなる部分は、規則正しい食事と睡眠です。

また、回復期には歩くことを取り入れてみると良いでしょう。

パンフレットにも書かれていますが、7000歩程度歩くと良いとされています。7000歩とは多いように感じますが、これはドクターも推奨していますね。

ただ、出来るときもあれば、出来ない日があっていいので、ゆる~くまいりましょうね。

生活リズムが整いますと体調も上がり、メンタル面にも良い影響が起きますので、無理のない範囲で意識してみてはいかがでしょうか。

パンフレットはルーム内に置いてあります。お声がけください。

<陶芸教室で作った「火もらい」>

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