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つぶやき記事

家族会、自助グループ

家族会

少し前より、精神保健福祉「ぬくもりの会」のリーフレットをルームにおいています。

ぬくもりの会とは、こころに障害を持つご家族が集まり、悩みを話し合い励まし会える場です。

現在は、統合失調症のご家族の参加が多いと伺いましたが、同じ病名がついていても、症状や悩みには個人差がありますから、それぞれの悩みや困りごとを語り合う相互支援の場として、対処の知恵や接し方など、共に病気に立ち向かう勇気が生まれるとのことです。

また、使える制度や支援、医療、福祉の考え方などの情報を共有し、学び合いの場でもあるそうです。

活動内容は、家族同士の情報交換だけではなく、専門家による講演会や、本人、家族が安心して生活できる社会をつくるために必要な資源に繋げられるような交流が図られている伺いました。

こころの障害を持つご家族というのは、大変なご苦労があると思います。その苦労を同じ境遇の人と共有するということは、こころの支えにもなりご家族にとってこころ許せる居場所になるでしょう。

ぬくもりの会にご興味のある方は、富士・富士宮の精神科病院、当ルームにもパンフレットを設置しておりますのでお気軽にお持ちください。

自助グループ

また、家族会・患者会などには様々な自助グループがあります。

疾病や障害、依存や嗜癖、犯罪被害や遺族の会、近親者の自殺、アダルト・チルドレンなど、様々な生きづらさ、共通の問題を感じる方々が自主的につながり、悩みを打ち明けたり、問題解決のために経験や情報を分かち合い、相談活動や社会に理解を広める活動を行う場があります。

一人で自分の問題から脱却することはむずかしいですが、同じ問題を抱えた方と自発的に、当事者の意志でつながり、グループメンバーと体験を共有し、自分の抱える問題や悩みをしっかりと直視して自分を変化させていくことができます。

クライエントさんの中にも、自助グループに実際参加され、同じ境遇や立場の方と、理解し合い、励まし合うことは貴重な時間だと聴かせていただくこともあります。

ひとりで苦しむことなく、孤独に追い込まれることなく繋がれる場所があることは、このコロナ禍である今は尚更、大きな意味や役割があることだと思います。

身近な居住地に利用したい自助グループがあるかどうかの情報は市区町村、保健所、精神保健福祉センターにお問い合わせてみてください。

満開の桜もそろそろ葉桜へと変わって行く頃でしょうか。今年は様々な名所の桜を楽しめました。

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