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カウンセリング

本からヒントを得る

クライエントさんが、読み終えた本をルームの本棚においてくださいました。

以前にHSP(繊細さん)の記事を書きましたが、日本人の5人に1人はHSPだと言われ、その多くの生きづらさは主に「感じる力」が強いこと。

人の感情や場の雰囲気、光や音、気温や環境などあらゆる場面で敏感に感じてしまう。日々、いろんな場面で生きづらさを感じ苦痛を伴いながら生活をすることになります。

こちらの本「繊細さんの本」では、繊細さんでなければ感じられない「気付く力」は物ごとを深く味わえるというメリットが多く載っています。

自分を変えるのではなく、自分に合う生き方を探す、そして自分のケアの仕方を知ることなど、前向きに捉えていけたら少しは生きづらさが緩和するのだと期待できますね。


こちらは本棚から引っ張り出して最近読み返している本です。

不登校やひきこもり支援に関しては様々な著作が出ていますので、違う視点で書かれた本をいくつか参考にしながら平行読みをしています。

これまで、臨床現場でも不登校やひきこもり事例を多く扱ってきましたが、本人だけでなく、家族も対象としながら支援に繋げていきます。

家族の在り方や過去を参考文献にしながら、今後への最善を試行錯誤していく作業の背景はものすごく広いものです。

不登校は子どもからのメッセージ」は、親御さん向けとして良書だと思います。

ひきこもり救出マニュアル」は理論編も実践編も、仕組み、心構え、対処法について具体的かつ、幅広いケースへの対応を知ることができる、タイトル通り救出のマニュアルです。時に毅然とした親の姿勢は必要です。何が正しい対応なのか迷われたときに参考になると思います。

カウンセリングの支援対象は本当に幅広い。わたしも知識のアップデートとブラッシュアップを常にしていかなくてはと必死です。

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