この梅雨時期は心身ともに不調の影響が出やすいですね。
湿度が高いと体内に余分な水分や老廃物が溜まりますから、浮腫やだるさ、頭痛、肩こりなどの体調不良を感じやすくなります。同時にメンタルでも何となく気分が上がらないとか気力が湧かないと感じている人は多いのではないでしょうか。このような症状を「梅雨だる」と呼ばれるそうですね。3人に1人、女性では6割以上の人がこの梅雨だるを感じているそうです。
かくいう私もその一人。梅雨時期のせいか、はたまたペットロスのせいなのか、気持ちが晴れない鬱々とした日々に対処しながら過ごす日もあります。
そんなある日、「雨降り地区」の詩を目にしました。
「虹の橋」という詩はご存じでしょうか。
作者不詳の散文詩の主題として1980年代に作られたとされる虹の橋ですが、ペットを失った動物愛好家のあいだで広く知られるようになりました。
この詩は、亡くなったペットの魂が、虹の橋のたもとにある一面に緑の草原が広がる楽園に行き、そこで飼い主を待っているというもの。そして彼らの飼い主がまた世を去った日、この虹の橋のたもとでペットと再会し、虹の橋を共にわたって、天国へ行くと信じられているというストーリーです。そんな世界があったとしたら悲しみも少し癒されますね。
この虹の橋には実は「第3部」が存在するそうです。
以下、虹の橋第3部 「雨降り地区」の一部より引用
故芝山弓子
『虹の橋の入り口には「雨降り地区」と呼ばれる場所があります。
そこではいつもシトシトと冷たい雨が降り、動物達は寒さに震え、悲しみに打ちひしがれています。そう、ここに降る雨は、残して来てしまった愛する人の流す涙なのです。
大抵の子は半年もしないうちに、暖かい日差しの中に駆け出して、仲間と戯れ、遊び、楽しく暮らす事ができます。
でも、ずっと「雨降り地区」から、出て行かない子達もいるのです。
地上に残して来てしまった、愛する人がずっと悲しんでいるので、とてもじゃないけれど、みんなと楽しく遊ぶ気になれないのです。
死は全てを奪い去ってしまうものではありません。どうか、別れの悲しみにだけ囚われないでください。彼らはあなたを幸せにする為に、神様からつかわされたのです。』
この詩を読み終えた後、一刻も早くふたりを雨降り地区から出してあげなくてはいけないと思いました。
可愛くて、可愛くて、可愛くて。参ってしまうほど可愛かったふたりを、悲しむだけでなくしっかりと心で抱きしめていけたら。
少し時間は必要ですけど、止まない雨はない。
そろそろ梅雨明けが待ち遠しいですね。
コメント