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秋めいてきました

ようやく、秋の訪れを感じるようになりました。

今年は残暑も長く続いた為、秋を待ち望んでいましたが、急に朝晩が涼しくなるものだから寒暖差が身に染みますね。

この時期になるとこんな声が聞かれます。

「秋に差し掛かると落ち込んで思考が進まない」

「倦怠感があり、やる気が起きない」

このような抑制症状は、ウインター・ブルー(冬季うつ)が関係しているかもしれません。

この時期、健常な人でもセロトニン分泌量が減ることがわかっていて、これは、日照時間の変化と、概日リズム障害(体内時計が乱れている状態)との関連が推定され、季節性感情障害、ウインター・ブルー(冬季うつ)とも呼ばれています。

症状の特徴としては、秋から冬にかけてうつ症状が現れ、春先になるとよくなるという周期性が特徴です。

原因としては、セロトニンの分泌量の減少があるようです。日照時間が短くなり太陽の光を浴びる量が減ると脳内伝達物質のセロトニンやドーパミンなどモノアミン分泌が減少するため、抑うつ症状を引き起こしやすくなります。冬に気分が落ち込みやすい方は、こうした季節の変化に敏感に察知してしまうのかもしれませんね。

予防としては、なるべく太陽に当たる時間を増やし、セロトニンの分泌を増やすこと。ウォーキングなど一定リズムでの動きもセロトニンを分泌し交感神経を優位にすることがわかっていますから、動ける方は体を動かすことも良いですね。

いつも以上によく食べて、十分な睡眠をとって、日光に当たって、秋の夜長、季節の移ろいを穏やかに味わいましょう。

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