つぶやき記事

神迎祭 

全国の八百万の神々をお迎えする出雲大社の「神在祭(かみありさい)」の時期に参拝してきました。

この神在祭は、全国の神々がお集いになり、人々の“しあわせ”の御縁を結ぶ会議「神議(かみはかり)」がなされると言い伝えられています。

全国各地では旧暦10月のことを「神無月(かんなづき)」といいますが、出雲では日本のすべての神々がこの月にお集いになるから「神在月」と呼ばれます。

これまでわたしは人とのご縁を多くいただいてきましたから、この神在月の神事に合わせてご挨拶出来たことは本当に有難いことだと思っています。

さて、神在祭の前日の夕刻、出雲大社の西側に位置する稲佐の浜では、神様をお迎えする「神迎神事」が行われます。

日が暮れる中、火が焚かれ、古式豊かな神迎神事の儀式は、言葉では言い表せないほど神秘的な空間で感動そのもの…、終始胸がいっぱいになる時間でした。

その後、神さまは出雲大社へ移動し、我が国の繁栄や安奏と縁結びなどを祈る会議が行われるそうです。平たく言うと、この神議はサミットみたいなものなのでしょうか。

お迎えした神々の宿処は出雲大社の十九社となり、11/29の夕刻まで滞在するそうです。

これまで最低限の神事はしてきたように思いますが、こうした神事に心を寄せて、御礼や感謝が芽生えてくるというのは、年輪を重ねているということなのでしょう。

人は一生の中で、神→キリスト教→仏に触れると表現されることがあります。生まれたときはお宮参りから始まり神道、結婚式を教会で執り行いキリスト教、亡くなるときは仏教。(例外は除きます)

そして、節目ごとの行事だけでなく、何気ない日常の中にも、初詣、おみくじやお守りの購入などもご加護を戴いていることになるでしょう。

因みに、色んな場所のお守りを持つと神さまが喧嘩すると聞きますが、八百万神(やおよろずのかみ)という言葉があるように、日本には多くの神さまがいらっしゃって、それぞれの御神徳をもって、協力し合って私たちを守ってくださっているため、そのような心配はないのだそうですね。

わたしたちも見習って、感謝・協力し合って日々を過ごしていきたいですね。

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